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『フィギュアスケートの魔力』 [スポーツ観戦]

フィギュアスケートの魔力

フィギュアスケートの魔力

  • 作者: 梅田 香子, 今川 知子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 新書

 

 

 

いよいよ熱くなってきた! フィギュアスケートの五輪選手選び。

ちょっと前までは、あまり日本人には向かないスポーツって感じだったけど。
 

1995~96年のシーズン、当時我が家は仙台に住んでいて、
地元のテレビでは、仙台の中学に通う本田武史選手が、

ジュニアで活躍中ということで、ずい分注目されていた。

リンゴみたいなホッペに、フサフサ(ボサボサ?)のヘアスタイル。 

「えっ? この坊やがフィギュア?」

それまで、男子フィギュアに抱いていたイメージとは違いすぎ。

でも、得意のジャンプ力を活かして、シニアの世界に羽ばたこうとしている彼に、注目して

それから、フィギュアスケートに興味を持ってみるようになった。

本田選手は、その後国内では無敵の存在になって、

長野五輪、ソルトレイク五輪に出場したのは周知の通り。

10年の歳月が、フィギュアスケートの似合う素敵な青年に変えていった。

その彼も、今シーズンで現役を去るという。

応援していたこっちも、オバサンになるわけだなぁ。

 

本田選手と一緒に、長野五輪に出場したのが、同じく仙台出身の荒川静香選手

彼女も、いつの間にか、すっかりお姉さん格。

こんなに活躍する選手になるとはネ・・・・

長野五輪の時は、17歳のミッシェル・クワン選手の表現力、というか色気には、

同じ女性ながらゾクゾクしたもの(最近の言い方だと、鳥肌が立った、って感じ)。

やっぱり、日本の女子は、まだまだだなあ、ってね。

 

でー、今世間を騒がせている真央ちゃん問題については・・・・といえば、

「五輪を目指すアスリートは、大変だなあ」

というのが、率直な感想。

あと4年間、今の好調を維持するなんて、肉体的にも技術的にも、絶対に無理な話。

稲田悦子選手は、戦前に12歳で五輪出場を果たしたが、その4年後の札幌五輪は、

戦争のため中止になったという。

今から4年後のバンクーバー大会が、戦争で中止になるとは考えられないけど、

4年間なんて、何が起こるかわからないもんねぇ。

医学的見地から、体の出来上がっていない若いうちから、過酷なジャンプを続けるのは、

体に負担が大きすぎる、なんて、もっともらしい考えだけど、

今から、4年後目指して、3回転半、4回転のジャンプを跳び続ければ、

結局体に負担がかかり過ぎることには、変わらないと思うんだけど。

 

これには、絶対に、大人の世界のいろんな思惑が絡んでいるみたいで、

15歳の女の子には、その精神的な負担の方が、もっと気の毒。

 

真央ちゃんの最大の武器は、いわずと知れたジャンプだけど、

もう一つの魅力は、あのタレ気味の目にある思う。(こんなこと書いてるスポーツ紙ないよね)

ほとんどの女子選手が、髪をアップにするけれど、アップにすると、

どうしてもツリ目の人はよりきつく、そうでない人もかなりきつい目つきに見えるもの。

ただでさえ、緊張のあまり、みんな笑顔が消えそうになっているのに。

髪をアップにした真央ちゃんの笑顔が、不思議なほどにコケティッシュに見えるのは、

やっぱり、あの愛くるしいタレ目ちゃんのせいなんだよなぁ。(タレ目って差別用語だっけ?)

 

一つだけ、スケート協会の考え方に分があるとするならば、

真央ちゃんが、あれだけ笑顔で滑れたのは、五輪切符が懸かっていないから。

五輪のチャンスが懸かっていれば、あの真央ちゃんだって、冷静には滑れなかったかも。

と考えれば、ここで、年齢の特例を認めるのは、他の選手に対して、ちょっと不公平かな? 

 

何はともあれ、今週末も、フィギュアスケートから目が話せないぞ、と。

 

さて、前置きが長くなったけど、『フィギュアスケートの魔力』は本のタイトル。
1年位前、ちょうどフィギュアシ-ズンに突入した頃

書店で平積みされているのを見つけて、思わず買ってみた。

 

旬の選手、これから期待の選手の紹介、過去のメダリストたちの現在、

ジャンプやスピンの種類の説明、ルールまで書かれている。

ジュニア選手の育成システムについても。

もちろん、1年前の本なので、浅田姉妹のことも、中野選手のことも載っている。

今年のフィギュアシーズンは、この本を再度書棚から取り出して、

首っ引きで、テレビ観戦を楽しみたい。

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 


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コメント 8

きす

(*’ー’)(,,*)(*‘∇‘)(,,*)うんうん真央ちゃん4年間どーするんだろうね!!
ミキティーは 今度4回転いけるのか??
伊藤みどりのジャンプ力もすごかったけど、今の選手は欧米並みの表現力になったなぁ~と、おばさんは見ております。
by きす (2005-12-21 02:48) 

柴壱

♪kissさま♪
nice! ありがとう。
やっぱり、アスリートの4年は長いよね~。オバサンにはあっという間だけど(笑)
ミキティーも、この3年くらいで、グッと表現力つけたけど、4回転ジャンプの成功率はねぇ・・・・。
フィギュアだけでなく、マラソンのQちゃんだって、次の北京まで3年以上保ち続けるのは、大変ですよ。
アスリートはつらいよね・・・・頑張れない私には、絶対ムリな世界。
by 柴壱 (2005-12-21 10:50) 

Cocona at 職場

仕事がちょっと暇になって、ブログを覗きました
むか~し、むかし、スケートをしててころはよく見てたな(遠い目)
言ってしまうとみもふたもないけど、そういう運命だったんでしょうね、真央ちゃん。世の中にはよくあることかも。表現力って感性かなぁ。
。。。。ともかく、ほんと、アスリートの世界には脱帽です
みんながんばれ!!
by Cocona at 職場 (2005-12-21 14:16) 

椎名

最近フィギュアを少しずつですが、見るようになりました。
ちなみに、村主選手贔屓。

真央ちゃんは本当にレベルが高いなぁ、と素人目ではありますが、先日おもわず感心してしまいましたよ。

PS.タレ目って、差別用語になるんですか?!
by 椎名 (2005-12-21 18:36) 

柴壱

♪Coconaさま♪
お仕事の合間に、ご来訪ありがとうございました。
むか~し、スケートやってたなんて、スゴ~イ!
真央ちゃんが運命というなら、ミキティも運命かも。
どう考えても、3年前の、4回転バンバン跳んでた頃がピークだったと思うもの。4年に一度の年に、ピークを持って来るのって、ホントに大変。
by 柴壱 (2005-12-22 01:40) 

柴壱

♪椎名さま♪
村主さんは、表現力と、高速スピンの美しさが、すごくステキ。
今年は、あまり調子よくないのかしら?
でも、心臓つよそうだから、予想以上に頑張るかもね。
私も、結構好きな選手の一人なんです。
真央ちゃんは、まだ子ども体型だから、ジャンプが身軽なんですよね。
あと、4年待って、ミキティの二の舞にならなければいいんだけど。

差別用語・・・・「えー、この言葉も?」っていうような言葉まで、
最近は、世の中が神経質になっているらしくて。タレ目・・・・どうだったかなぁ。
by 柴壱 (2005-12-22 01:49) 

不思議だよね・・・4年後・・・彼女今の力が継続できるかわからないのに・・・
出してあげてほしいなあ~って。
by (2006-01-04 13:39) 

柴壱

♪fumilinさま♪
15歳の娘にとって、4年は長いですよネェ。
私の年になると、アッという間なのですけど(笑・泣・笑)
もう、覆らないんでしょうね。今、報ステに五輪選手4人が出ています。

nice! ありがとうございます★
by 柴壱 (2006-01-04 22:03) 

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