「カンパネラ」への思い♪

先週土曜日4/14、ピアノの発表会、無事に終わりました。
弾いたのは、時々チラリと書いていましたが、リストの「ラ・カンパネラ」です。
応援メッセージを下さった皆様、ありがとうございました。

以下、「ラ・カンパネラ」への思いを記しておきます。
後ろの方に≪ピアノ以外の話≫も出てきますが、
長いので、お時間の許される方、興味のある方だけお付き合いください。

発表会でリストの「ラ・カンパネラ」を弾いたのは2度目です。
同じ先生の発表会で、同じ曲を弾くというのは「禁じ手」だったりもするのですが…
前回弾いたのは20年以上（もっと）前、学生時代、20歳の頃のこと。
柴壱たちの世代といえば、TBS系「赤いシリーズ」で水谷豊が弾く「英雄ポロネーズ」や
「ラ･カンパネラ」に憧れたものです。（今なら「のだめ」でしょうか？）
先生から「今度、カンパネラやってみない？」と言われて、「あの、水谷豊のカンパネラ！！」
っていうので、その時は曲の難易度など深く考えずに喜んで挑んだのでした。
学生時代は、今と違ってゆ～っくりと時間が流れていますから、半年くらいで暗譜まで
してしまいます。（その後、3ヶ月もしないうちに弾けなくなるのですけど）

あれから20年近い年月が流れて、奇跡のピアニスト、フジコ・ヘミング氏の話題とともに、
「カンパネラ」を耳にする機会がやたらと増えました。
で、自分は、あんな稚拙なカンパネラで、カンパネラを弾いた気になっていいのか！？
そう思うようになっていったのです。

多くの方がご存知と思いますが…
「カンカン」でも「キンキン」でも、「コンコン」でも「リンリン」でもない（文字ではうまく表現できない）
あの鐘の音が特徴の曲です。
拙いテクニックでは、離れた音を外さずに弾くために、指先にどうしても余計な力が入りますから
（それでも音は外れます・笑）
堅くてツヤのない音しか出せません（でした）。
最終部の華やかなところは、テクニックの無さをぺダルで誤魔化すので、がなり立てるような音に
なってしまうのです。

今なら、1年間かけてじっくり練習すれば、もう少しマシな「カンパネラ」が弾けるかも…
そんな思いで決めた曲です。

実際にやってみると、20歳で1度弾いてるんだから…という考えは、かなり甘かったようです。
難曲でした！！　日を追うごとに難曲を実感しました。

当日の出来映えは、というと、65点といったところ。（これで落ち込まない自分もスゴイ！）
人様の前で十分な演奏するには、あと3ヶ月くらいの弾き込みが必要です。
（バイト生活に精を出し過ぎた11月～3月がちょっと悔やまれます）
お金を頂戴する演奏会となれば、まだまだ少なくとも2~3年は必要でしょう。

でも、自分が思い描いていた「カンパネラ」に、一歩は近づけた気がしています。

もし、あの時（20歳の頃）、
「カンパネラが弾けるようになったんだから、もうレッスンなんか受ける必要ない！！」
な～んて、バカなことを考えていたら、今年のカンパネラは絶対になかったわけで…

20余年続けてきたことには、それなりの意味がある！！

ってこと、声を大にして、いえ、文字を大にして言いたいのであります。
だって、そうですよね、考えてみれば…
5歳で♪チーチーパッパから始めて約15年目で弾く「カンパネラ」、
それからさらに20余年のレッスンと人生経験を積んで弾く「カンパネラ」。
続けてさえいれば、それなりの成長はしますよね。

だからおもしろいの！！

ま、そんなエラそうなことを言っている柴壱も、実はいろんなことが長続きできないタイプです。
厭きてしまったり家の事情で辞めてしまった趣味や習い事は数知れず、ですよ。
でも、何か一つくらいは、続けていきたいよね。

ピアノの話について、まじめに書くのは、年に一度、発表会の時くらいです。
さぁて、来年は、場所押さえの関係で、もう4/12（土）に決まっています。
会場は船橋市民勤労センター（←二度と書きません）。
もう次の曲を決めなければ。
またまた、ある種の思い入れで小中学生の定番「子犬のワルツ」をやりたい！
と言っているのですが、「年齢制限に引っかかる」と、みんなから却下されております。
何にしようかな…


≪ピアノ以外の話・其の壱≫
打ち上げは、以前から気になっていた中華料理のお店・菜圓でした。
「えぇ～、こんなとこ、通っていいの？」っていうような細い路地を入った所にあって
小さなビルの狭～くて急な階段を上がった2階にあります。
（93歳になる先生のお母様には、ちょっと大変だったかも…）
でも、ネット上では、すごく評判いいんですよ。
店内は家庭的な雰囲気で、わかり難くて入り難い場所にあるというのに
私たちの予約席以外は満席状態でした。
こちらは、一人一皿の前菜↓です。
　　
棒棒鶏に見えるのは、鶏肉と山芋スライスで、胡麻ダレは甘みが少なく、適度なピリ辛味。
ピータンも美味かったぁ(^^)
【ぐすさん】から、突撃レポのリクエストを受けていたのですが、中華は大皿で出てくるものですから
結局、写真はこれしか撮れませんでした。
（杏仁豆腐も銘銘で出ましたが、その頃には、アルコールがずいぶん体内を回ってましたので）
近いうちに、また行ってみたいと思います。エビチリが美味しかったです！！

≪ピアノ以外の話・其の弐≫
若手のきょうこ先生も、任天ワンコの飼い主さんです。まだ始めて1年足らずらしいのですが。
で、他のメンバーから白い目で見られながら、すれ違い通信で遊んでしまいました。
「癒されるよね～」とか言いながら。
ダックスパケということで、ダックスのはなちゃん（♀）からダーツボードをいただきました。謝謝！
尻尾をブルンブルンに振り回していたかと思うと、ちんちんをしてみせる、お茶目な女の子。
一頻り遊んだ後、スリープモードにして家までお持ち帰り。
帰宅して写真を撮ろうとしたら、時間切れ。はなちゃんは、おうちに帰ってしまいました…（泣）
　　 ←証拠写真
すれ違い大会のお誘いもしているのですが、ピアノの先生という仕事柄、なかなか休日が合わなくて。
でも「打ち合わせ通信」しか経験がない、とのことなので、いつかはぜひ、すれ違い大会に。

コメント 13

ラ・カンパネラは私も大好きな曲です。
学生時代、リストに凝っていたこと、確か、日曜日朝のNHKFMで大作曲家の時間？時代？というタイトルの番組で、リストの作品ばかりを何ヶ月もかけて紹介していたのを聴いていたんぁ、なんてことを思い出しました。

また来年の発表会に向けて頑張ってください。
でも、子犬のワルツに年齢制限があるとは知りませんでした(笑)。

菜圓の突撃レポートもありがとうございます。
そうですか！一品料理も美味しかったですか。また、機会があったら行ってみたいと思います。
（名前まで出していただき感激ですぅ）
by ぐす (2007-04-18 09:27) 

「ラ・カンパネラ」お疲れさまでした。
私からすればこの曲に挑戦する　というだけでも素晴らしいことなのですが、２度目というのはまたまた尊敬しちゃいます。
私にとっての「カンパネラ」のイメージは小山美稚恵さんなんです。
彼女（なれなれしいw）はリストの楽譜が絵画のようにイメージとして頭に入ってくるそうです。脳の構造が・・・　凄すぎですよね。
次回の曲、決まったら教えてくださいね(^-^)
by スザンナ (2007-04-18 23:07) 

「赤いシリーズ」の水谷豊、懐かしい～！（笑）
リストの曲は聴く一方で、自分ではあまり弾いたことがありません。
あんなにむずかしい曲に２度目の挑戦、すばらしいです。
20年前よりもきっと、豊かで深みのある曲に仕上がったのではないでしょうか？
お疲れさまでした。来年は何を演奏されるのか、いまから楽しみです(^^♪
by チヨロギ (2007-04-19 03:53) 

演奏会お疲れさまでした。
ピアノの難しさがよく伝わってきます。
聴く一方なんですが、聴く能力もあまりなくて。。
２０余年続けてきたものがあるだけで、尊敬してしまいます。
by 柴犬陸 (2007-04-20 00:10) 

♪ぐす様♪
nice!　ありがとうございます～☆
「大作曲家の時間」って、何となく記憶にありますよ、そういえば。
私は、ショパンばかり流していたのを思い出しました。
菜圓は、エビチリも、スープも、杏仁豆腐も美味しかったですよ。
揚げ物は、年配者には、ちょっと不評でしたけど。（私は多少の油は平気です！）
突撃レポは、再チャレンジしたいと思います。
by 柴壱 (2007-04-20 00:46) 

♪スザンナさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
「カンパネラ」、難曲ですよね…。1度目は、それもわからずにやってましたから(^^ゞ
そういえば、2ヶ月くらい前、小山実稚恵さんがNHKの番組で、「カンパネラ」を
演奏されてましたね。私が気づいた時は、もう残り4ページのところだったのですが。
小山さん（なれなれしい？）でさえ、終わってホッとした顔をされるのですから、
やはり、難曲なんですね。生で一度聴いてみたいものです。
by 柴壱 (2007-04-20 00:56) 

♪チヨロギさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
水谷豊の「赤いシリーズ」の懐かしさを共感できてウレシイです。
リストの曲は、手が小さい上に超ブキッチョな私には向かないようで、
いつも、選んで後悔してしまいます。
でも、長い時間、というより期間をかけてじっくりやるとやり応えがあって
面白いのかも、とちょっと思ったのでした。もちろん、趣味の行きは出られませんけど。
by 柴壱 (2007-04-20 01:46) 

♪柴犬陸さま♪
nice!　ありがとうございます～☆
聴くのは自分自身が心地よくなれるのがイチバンですから、
能力なんて、関係ないですよ…
そういう我が家、実は恥ずかしながら、音楽を聴くための道具（プレーヤー）が
ないのです^^;　強いて聴こうとするならPCくらい。
音楽やっていて、そんなことでいいのか、って感じです。トホホ…
by 柴壱 (2007-04-20 02:14) 

発表会、おめでとうございます。
「カンパネラ」は私も大好きな曲で、去年からずっとコンサートで弾きまくって、この６月にも弾くことになりました。いっぱい思い入れがあるので、とっても興味深く読ませていただきました。
若い時に弾いたものをまた弾くと、ずいぶん楽譜の見え方とか感じ方がかわっていておもしろいですよね。ひとつのことを長くやってる醍醐味でしょうか。
柴壱さんはロマン派がお好きですか？近頃、私は古典に戻ってきました。(^^)
by (2007-04-21 11:59) 

♪発表会♪、お疲れ様でした～～！！
ああ、柴壱さんが弾かれる「ラ・カンパネラ」を聞きたかったですよー。
でも、もう来年の日程は決まっているのですね。
子犬のワルツも聞きたいところでありますが、どんな曲に
なさるのでしょうか？今から楽しみ☆です。
日程が合えば、伺いたいなー。

椎名がこの曲知ったのは、やはりフジコ・ヘミング氏でした。
あの方の演奏は、本当に体中で、全神経を使って弾いているようで
初めて聞いた時は、震えてしまったのを覚えています。
フジコさんって、動物好きでご自宅にはにゃんこがいっぱいいるんですよー。
by 椎名 (2007-04-22 15:18) 

♪fukumusumeさま♪
nice! ありがとうございます～☆
私は月並みですけどショパンが好きなのです。リストは敷居が高くて(^^ゞ
「カンパネラ」も、特別に好きだったわけでもないのですが、1年間弾いているうちに
とっても好きになりました。やぱり、曲に惚れ込んでくると、余計に楽しいですね。
fukumusumeさんの「カンパネラ」を是非お聴きしたいです。マジですよ。
6月ですね。関西ですよね。日程があえば、関西遠征もありでございます。
by 柴壱 (2007-04-24 21:41) 

♪椎名さま♪
今から来年の話というのもなんですが、椎名さんはお近くなので、
よかったらいらしてくださいな。
でも、これから曲を決めるので、どのような仕上がりになるのかは、全くわかりませんが。仕上がり如何によっては、とてもお聴きいただけないかも知れませんので（笑）
フジコさんのネコ屋敷は、何度かテレビで見たことがありますよ。
ネコに限らず、動物がお好きな方のようですね。
by 柴壱 (2007-04-24 21:50) 

♪Coconaさま♪
nice! 　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2007-04-24 21:51)