千穐楽＆千穐楽＆…今日ちょっと思ったこと

柴壱のブログタイトル一新とタイミングを同じくして、ソネブロのトップページと管理ページが
リニューアルされましたね。最初、何故かよくわからなくて、
「タイトルを変えると管理画面まで変わるのか？」
な～んて、アホなことを考えてしまいました（笑）

ところで、今朝（2/15）の新聞にこんな記事が載っていました。
　　【ヨミウリオンラインニュースより】

島根県で30歳代の男性の戸籍が誤って「長男」ではなく「長女」と記載されていた、という話。

で、柴壱も思い出しました。
柴壱は12月16日生まれなんですが、結婚する時に取り寄せた戸籍謄本をよくよく見たら
なんと、「12月9日文京区で誕生」となっていたんですよ。
当時本籍のあった港区の戸籍原本は手書き（←小さくて、美しくない文字です）
結婚するまでに、進学やパスポート取得のために何度も謄本・抄本を取っていましたけど
全く気づかなかったんですね。

ずっと12月16日生まれだと信じてきたけど、もしかして、アタシの出生には、何か秘密があるのでは？
そんなことを思って、父に問い質し、家族全員が初めてその間違いに気づいた、というわけです。

その後の対応について、詳しいことは覚えていませんが、
たしか、父が区役所に電話連絡を入れて、すんなりと訂正されたような気がします。
特に、区役所に出向いて証拠書類を見せる、なんてこともなく、です。
考えたらいい加減なもんですわね。

男と女の記載ミスなら、見た目で容易に判断できるけど（最近は医学の進歩でそうでもないか？）
誕生日なんて、いかようにも「間違えてます」で偽訂正できちゃいますよね。
これって、犯罪に繋がったりしないのかしらん？　年金の不正受給とか、選挙権の不正とか。

ふと、そんなことを思い出したのでした。
みなさん、ご自身の戸籍謄本に記載ミスがないか、ちゃんと見たことありますか？



ところで、【前回の記事】浜離宮の梅見物より、さらに遡ること1週間前（1/25）のこと。
インフルエンザから復活して、初めての「仕事以外のお出かけ」となった日の話です。
もう古いネタになってしまったので、ボツにしようかと思ったのですが、
初日の出以来久しぶりにカメラを持って出かけた時だったので、やっぱりご紹介を。

　　
夏に閉鎖が発表になって「まだまだ先の話～」と思っていた【ベニサンピット＆スタジオ】が
いよいよ、最終公演を迎えた日でした。
（ベニサンについての以前の記事は【コチラ】と【コチラ】）

建物の一部は、すでに養生シートで覆われて、取り壊しモードに入っておりました。
いよいよお別れ、ということで記念写真を撮る人の姿があちこちで見受けられました。

　　
というか、誰かが写真撮っていると、みんなケータイで撮り始めるんですよね（笑）

一応、他人様の敷地内ってことで前は遠慮しましたが、これが見納め、無礼講（？）ってことで
勝手にこんな写真も撮らせてもらっちゃいました(^^ゞ
　　
歴史を感じます。

お芝居は、【トム・プロジェクト】プロデュースによる『かもめ来る頃』。
　　

松下竜一さんという実在した人物の半生をドキュメンタリー風に描いた二人芝居です。
主人公の松下さんという人物については、事前の知識は皆無でしたが、
キャストの高橋長英さんと斉藤とも子さんは、こまつ座ではお馴染みのおふたり。
特に、とも子さんといえば、柴壱世代にとっては青春ドラマやNHK少年ドラマのアイドル的存在。
ベニサンピットでの最終公演ということもあって、ぜひ、見たい舞台でした。

松下竜一さんは
家庭の事情から進学を断念して稼業の豆腐屋を継ぎ、その傍ら短歌集『豆腐屋の四季』を出版。
その後、豆腐屋は廃業して作家に専念。そして、故郷大分県の公害や環境問題に取り組んで
生涯を捧げた人。
『豆腐屋の四季』は、40年近く前に、若かりし頃の緒形拳さんによってテレビドラマ化もされたそうです。
そんなエピソードも、芝居の中で語られていました。

ドキュメンタリー風で、芝居としてのクライマックスはイマひとつでしたし、
とも子さんは十分に20代の若妻に見えるものの、長英さんの30代の青年役にはかなりムリが…
と、ツッコミどころはいろいろありましたが、メッセージ性は高かくて、いろいろ考えさせられる舞台でした。
同じ夫婦物の二人芝居ということで、暮れに見た『グッドナイト・スリィプタイト』（中井貴一＆戸田恵子）
の9千円と比べれば、この芝居の4千円は、かなり「お得感」ありました。

ベニサンピットでは、この日がホントに最後の公演ということで
芝居の幕が下りた後、ベニサンの写真（柴壱が今までに紹介してきたような）が
次々とスクリーンに映し出され、ちょっとしたお別れのセレモニー。
そして…これ↓
　　
最後なので、終演後にフロアのスタッフさんにお願いして撮らせてもらいました。
　　
この、いかにも「芝居小屋」という言葉がピッタリの（お世辞にも座り心地がいいとは言えない）
客席も、この日が最後となりました。

終演後は、名残を惜しむファンたちが、いつまでもこの場を離れられずにいました。

　　

ここは、取り壊された後、マンションが建てられるとのこと。

　　
この風景も、これが見納めとなりました。


さて、この日は、もうひとつの千穐楽でもありました。

　　　
たぶん、30年前の柴壱なら、間違いなくこっちの方が大いに気になったはず。
当時は、かなりの「相撲マニア」でしたから（笑）

　　

取り組みを終えた若手力士にサインを求める若い女性ファン。
　　
最近のお相撲さんって、案外かわいい風呂敷を使っているのね…

そして、ちょうど中入りの時分に、早くも「出待ち」のファンの規制線が敷かれてまして
　　
相撲人気は、まだまだ健在！！
っていうか、この初場所の千穐楽は、近年マレに見る盛り上がりでしたよね。
「相撲マニア」はとうに「廃業」した柴壱も、この日ばかりは、ちょっと気になりました（笑）

　　
両国駅構内には、こんな街頭テレビ。
しかし、急いで帰宅すれば「結びの一番」に間に合うかも、ってことで、
あわてて電車に飛び乗ったのでした。

家に着いてテレビを付けたら、大歓声の中で白鵬が勝ち名乗りを受けていたところで、
一瞬何が何だかわからなかったのですが……
その結末…そしてその後の角界の諸々の不祥事については、周知の通りです。



昨日、今日と関東地方はとても暖かでした。
この調子では、浜離宮の梅の花は一気に開いてしまったかも。
明日からしばらくお休みなので、早いうちに梅の花リベンジに行かなくては、です。
でも、今週はタクモ団長が上京予定とおっしゃっていたような気がするので、うまく避けなければ。
（このネタ、わかる人にはわかります・笑。「タクモ団長＝仙台から雨雲を運んでくる人」ですから）

そして、もうひとつ。
「プチ引きこもり」を続けている間に、スカートが心なしか…いえいえ、明らかにきつくなった感じです。
今回は、かなり意志を堅く持って、甘いものを断とうと決意しました！
（でも、ビールとラーメンはやめられません(>_<)）

タグ：ベニサン 大相撲 千穐楽 ニュース 戸籍

コメント 21

古き良き時代の遺物が無くなるのは寂しいですが、
時代と共に変り行くのは仕方がないのかも知れませんね。
相撲も、日本の国技とは言えなくなって久しいですね、
外人ばかりが活躍（モンゴル人が主役）する、相撲なんて
見たくも無いですね（八百長臭いし・けが人が優勝するなんて？）。
by okin-02 (2009-02-16 10:20) 

斉藤とも子さん、とても懐かしい気がします。お元気でご活躍されていたのですね☆
こういう芝居小屋みたいな劇場が無くなってしまうのは、本当に残念で仕方無いです
そうそう、三百人劇場はどうなったんだったかな〜。座り心地は良く無かったけど。
プチ引きこもりで、私も体重が増加。スカートから、もっぱらジーンズになりました
by sara (2009-02-16 13:14) 

演劇とか詳しくなかったのですが、柴壱さんのブログ
にお邪魔するようになって、ベニサンピットの存在も
知りました。
昔からある物が壊され、跡地にマンションが建って
しまうのは時代の流れかもしれませんが…寂しいもの
ですね。
大相撲の方は久々に盛り上がったとか。
でも、やっぱりこの先が心配な雲行きです。
by Michy (2009-02-17 14:35) 

♪okin-02さま♪
nice!　ありがとうございます～☆
このベニサンは、紅三という染物屋さんの古い空き工場を利用した劇場＆スタジオ
でしたが、詳しい事情はわかりませんが、こんな時代なので紅三本体が
持ち堪えられなくなって、手放すことになったのでしょうね。
大相撲は…外国人力士そのものが、どうこう、というより
数あるスポーツの中で、日本古来からの「様式美」のようなものを
きちんと継承して欲しいですよね。そして、それができる力士に活躍して欲しいです。
柔道は国際スポーツJUDOになってしまいましたし。
by 柴壱 (2009-02-19 11:37) 

♪saraさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
斉藤とも子さんって、中村雅俊の学園ドラマの優等生役が印象的ですよね。
最近は、舞台中心に活躍されているほか、大学に入って勉強をしたり
原爆についての本を出版されたりしているようです。今でも若々しくて、おきれいですよ。
千石の三百人劇場も、2年くらい前に閉鎖になりましたっけね、そういえば。
シアタートップスも来月いっぱいで終わりです。

きつくなったスカート、できる限り無理して穿いています。
ゆるいものに変えると、体がますますそれに合っていくような気がして（笑）
by 柴壱 (2009-02-19 11:48) 

♪きす様♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-02-19 11:49) 

♪kagasibaさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-02-19 11:50) 

♪Michyさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
このベニサンは、古い染物工場の空き工場を利用した劇場＆稽古場で
老朽化のための建て替えだとばかり思っていました。
稼働率は結構よかったと思うのですが、こんな時代だから、本体の
染物屋の紅三が持ち堪えられなくなって、手放したようです。
小さな劇場なので豪華な舞台装置は立てられませんが、
どの席からも、しっかりと役者さんの表情が見られる、親しみやすい劇場でした。
by 柴壱 (2009-02-19 12:05) 

写真って…なんだろう…？
by BlogPetのカンパネラ (2009-02-19 15:36) 

なんだか、淋しいですね。
by こうちゃん (2009-02-19 21:15) 

うちも戸籍の電子化のときに苗字を間違って入力されていたのがわかり、
あとになって訂正してもらいました。
昔の役場の人の手書き文字が読みにくかったみたいです（苦笑）
by チヨロギ (2009-02-20 01:18) 

柴壱ちゃんは、こういう記事・写真は本当にピカイチだね。
この記事から、いろんなことに連想が飛んで
なんだか懐かしいような寂しいような気分になりました・・・
ところで、アタシが今興味のあるのは「レンズ」なのですが、
柴壱ちゃんは、どんなレンズ使ってるの？
by すもも母 (2009-02-20 10:36) 

ベニサン、とうとう閉鎖しましたね。
行ったのは２回しかありませんが、正直なところ苦手な劇場でした。
古い、暗い、細いで。
でも、フレンドリーな感じがあって、ここで鈴木裕美さんの写真を撮らせてもらったことが最良の思い出になりました。
柴壱さんは、ベニサンの最後にきちんと付き合われたのですね。
by 柴犬陸 (2009-02-21 01:30) 

♪こうちゃん様♪
nice!　ありがとうございます～☆
かなり歴史を感じさせる建物…というか一区画なので、取り壊されるのは
何となく淋しいです。
by 柴壱 (2009-02-24 01:20) 

♪チヨロギさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
苗字を間違えるって、イチバン基本的なことで、あってはならないことですよね。
たしかに、昔の手書き戸籍って、教科書のような美しい文字…ばかりでは
なかったですけどねぇ。
by 柴壱 (2009-02-24 01:24) 

♪すもも母さま♪
お褒めの言葉をありがとうございます～☆
壁のところどころが剥げ落ちて、錆が浮いているような建物だけど、
歴史を感じさせるものがひとつ無くなるのは、やっぱり何となく淋しいですよね。
レンズは、ほとんど高倍率のズームレンズ1本で、どこでも何でも撮ってます＾＾
by 柴壱 (2009-02-24 01:39) 

♪柴犬陸さま♪
nice!　ありがとうございます～☆
私も実は、ベニサンの劇場は数えるほどしか行っていないのですよ。
たしかに、長時間の芝居はツライですよね。窮屈だし、椅子は悪いし。
お手洗いも、暗くて狭そうだし(>_<)
でも、『歌わせたい男』の初演の時に、戸田さんが「徹子の部屋」で
「ベニサンという劇場が楽しみ」と話していたのがとても印象的で
役者さんにとっても、ひとつの登竜門的な劇場なのかな、と思ったのでした。
by 柴壱 (2009-02-24 01:47) 

♪ペンタさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-02-24 01:48) 

♪たね様♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-02-24 01:49) 

♪八犬伝さま♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-02-24 01:50) 

♪くらいふ様♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-02-24 01:51)