『ムサシ』（まだ観ていません）

3/4、『ムサシ』が無事に初日を迎えたようです。

「ムサシ」は言わずと知れた宮本武蔵のこと。
（柴犬の名前ではありません、念のため）

井上ひさしさんが吉川英治の『宮本武蔵』をベースに書き下ろし、蜷川幸雄さんが演出、
そして、藤原竜也君と小栗旬君が武蔵と小次郎を演じるということで、
新聞やテレビの情報番組でも話題になっている舞台です。

1/31の前売りの日は、80分で50数ステージのチケットが完売したとのこと。
チケットを直接販売するさいたま芸術劇場（さい芸）には、
ダフ屋の下請けと思しきホームレス風の人たちが前夜から大勢並んでいたとか。
もっとも、藤原竜也、小栗旬…だけでなく、井上ひさし、「さい芸」などなどのファン組織（のようなもの）
向けに、前売り前に先行予約なんかやっているわけで、
そういった事情は、芝居に限らず、人気アーティストのコンサートでも当たり前のことですね。

冒頭で「無事に」と書きましたが、ネットの書き込みによれば、今週の日曜日の時点で
まだ脱稿していなかったとのこと。
蜷川さんは、前日までに本が上がれば必ず初日を開ける覚悟だったそうですので
遅くとも、前夜には書き上がっていたのでしょう。
役者さんはもちろん、スタッフの方々もおそらく徹夜で、大変ですわね。

ところで、この舞台、「朝日新聞創刊130周年記念」「テレビ朝日開局50周年記念」
「彩の国さいたま芸術劇場開場15周年」と冠がいろいろ付いていますが
企画制作の「ホリプロ」とともに、「こまつ座」も主催に名を連ねています。

で、こまつ座といえば、ここ最近、公演プログラム「the座」のお手伝いをさせていただいて
いるわけですが、今回は、そのような関りは全くございません。

柴壱さんが小栗君のところに取材に行く、なんてことになったら、そりゃあもう大騒ぎさ！
っていうか、お天道様が西から昇ることがあっても、そんなことは絶対にあり得ません。
っていうか、そんな仕事が来ても絶対に断ります（笑）

ただ、ずいぶん前ですが、公演プログラムに載る、
ホリプロの堀威夫さん（現最高顧問？）と井上さんの対談の原稿を
読ませてもらう機会がありました。
初稿だったので、その後、変わっているかもしれませんが…
そこには、長年あたためてきた「ムサシ」へのお二人の熱い思いが語られていました。

そして、何ページかにわたる対談の中で
ああ、井上さんは、若手の人気俳優のチャンバラ劇ではなく、
武蔵と小次郎のエピソードを軸に「現代を生きる私たちがこれから進むべき道」を
描こうとしているんだな、とそんなことを感じたわけです。

それは、戦うということ、つまり戦争の問題であったり、環境問題であったり、
もしかしたら、現在の世界レベルの経済危機のことだったり。
舞台はまだ見ていませんし、お稽古を見てきたわけでもないですし、
台本もギリギリに上がったくらいですので、もちろん読んでいませんからわかりませんけど。

藤原＆小栗のチャンバラを見せるだけなら、人気のライターにシナリオを書かせて
「テレビ朝日開局50周年記念ドラマ」とでも銘打って、土曜日の夜にでも放送すればいいわけで。
たぶん、ワタシは見ないと思いますけど（笑）

～チケットをゲットできた幸せな皆さま～
せっかく、さいたま（与野本町）まで足を運んで、1万円も出して見るんですから
井上ひさしらしい、おもしろさの中の奥深さを楽しみましょうね！！





昨日（3/5）は久しぶりにお天気がよかったので、
今季初、うちのマンションの桜の木（柴壱が勝手に標準木に設定）を撮ってみました。
遠目にも、かすかに赤みが差し始めたように見えたもんで。
蕾がずいぶん付いていました。

　　　

この木の様子を写真に撮り始めて3年目。
最初の年はCaplio君で、2年目はPowershotG7、そして今年はキスデジ君です。
今年も折を見て、この木の様子をカメラに収めていこうと思います。

柴壱が『ムサシ』を観にいく頃には、満開…いや、散り始めているかも。

タグ：ムサシ 井上ひさし こまつ座 桜

コメント 12

ムサシ、運良く１枚ゲットできたのですが、粉が藤原竜也の大ファンとかで（知らなかった。。。）譲る事にしました（涙）
札幌から観に帰ってきます
もともと、なんとなく取った１枚だったので（ミーハーなもんで、小栗旬と藤原竜也を生でみようと。。。それだけ）あげるよ、とは言ったものの今になってちょっと惜しいかしら、な〜んてです

わたしたちの進む道を観てきて欲しいですね
by Cocona (2009-03-07 11:05) 

放送って…なんだろう…？
by BlogPetのカンパネラ (2009-03-07 15:13) 

若手の人気俳優のチャンバラ劇を観に行くつもりですが、何か？（笑）
せっかく豪華キャスト＆スタッフがそろった舞台ですから、
思いきりミーハー的に、超娯楽作品として楽しんでこようと思っています。
吉川英治の『宮本武蔵』はまだ読んだことがないけど、
まぁだいじょうぶでしょう (＞▽＜;;

くじ、いただいていきますねv
by チヨロギ (2009-03-08 03:15) 

♪ペンタさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-03-08 12:54) 

♪Coconaさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
粉さんが藤原ムサシをご覧になるんですね。
昨年暮れに、シアターコクーンのロビーで、藤原クンの姿を見かけました。
とにかく背筋がピンと張っていて、美しい佇まいでした。
きっとカッコいいムサシを演じてくれるでしょう。
粉さんのような若い世代にも、ぜひ井上さんの芝居の奥深さを
楽しんでいただけるといいですね。
by 柴壱 (2009-03-08 13:13) 

♪Znさま♪
ご訪問＆nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-03-08 13:14) 

♪okin-02さま♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-03-08 13:16) 

♪こうちゃん様♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-03-08 13:17) 

♪ぷう様♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-03-08 13:18) 

♪kagasibaさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-03-08 13:19) 

♪くらいふ様♪
nice!　ありがとうございます～☆
by 柴壱 (2009-03-08 13:19) 

♪チヨロギさま♪
nice!　ありがとうございます～☆
ぜひ、若手俳優のチャンバラ劇を楽しんできてくださいね～＾＾
あ、若手だけでなくベテランの萬長さんと鋼太郎さんも、ね。
といっても、井上さんが書く芝居ですから、ホントにチャンバラが登場するか、
わかりませんけど（笑）
原作が『宮本武蔵』と言いながらも、井上さんの手にかかれば
原作とは全く違う展開に･･･ということも大いに考えられますし、ね。
by 柴壱 (2009-03-08 13:30)