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世田谷文学館 [Powershot G7と歩く♪]

先月の半ばから約1ヶ月のアルバイト生活が始まっておりまして
ブログの更新、コメントのお返事、訪問も滞りがちになっておりますm(__)m

そんな状況を避けるべく、「その日のことをその日のうちに」のコンセプトで別宅ブログを始めたのですが
結局、別宅も放置プレイになっております^^;

毎週水曜日は、ピアノのレッスンのために仕事はお休みをもらっているので、
今週(6/3)は、レッスンまでのわずかな時間に、思い切って世田谷文学館に出かけてきました。

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世田谷文学館では、生誕100年を記念して「松本清張展」が開かれています。
仙台文学館の「井上ひさし展」(7/5まで)とゴッチャになって、
まだ日にちがある~と思ってたら、会期が今度の日曜日(6/7)までなもんですから…慌てて^^;

あ、ワタクシ、松本清張、好きなんですよ。
このチャンスを逃したら、記念館のある小倉まで行くしかない、と思いまして。

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このガラスに映り込んでいるように、隣にお蔵のようなものが建っていて、なかなか風流なんです。
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お友だちの柴弐さんが元気だった頃、世田谷文学館の企画展は充実していて好い、と
よく足を運んでいたようですが、柴壱は初めてです。


当たり前のように、館内は撮影禁止でしたが、この展示だけがOKになっていました。
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「松本清張の自宅を再現」のつもりで、写真を撮ってきたのですが、
あとになって、ホントにそうなのか、自信ありません。
ただ、調度品の数々(テレビ、黒電話、ちゃぶ台、電器釜、トースターなどなど)が高度成長期を
物語っているようで、ちょっとおもしろいです。

記念に図録も買ってきました。

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右隅に、山藤彰二さんによる似顔絵がg7_20090603_020-bl.jpg

柴壱が最初に読んだ清張作品は『点と線』でした。
忘れもしませんが‥‥
高校の音楽の時間、音楽を聴きながら自習にしてよい、という時があって
勉強せずに読んでいたのが『点と線』たったのです。
BGMのうら寂しい音と、海岸で情死体(この時初めて「情死」という言葉を覚えました)が
発見される情景がマッチしすぎて、自習中というのに背筋がゾクゾクしたのをはっきり覚えています。

それから、すっかり松本清張の世界にハマリました。
『砂の器』もその頃に夢中になって読みましたね。
ちょうど、テレビで田村正和主演でドラマ化されてた、ってこともありますけど。

図録には、『点と線』『砂の器』を初めとして、映像化された作品の資料もいろいろ収録されています。
そうそう、映画版の『砂の器』では、千葉県知事になった青春スターが、刑事役で出てたんですよね。

ところで、太宰治も、今年生誕100年だそうで
同い年なんですね、清張さんと太宰さん。
方や40歳を過ぎてから世に認められ、方や30代のうちに自らの命を絶ってしまった、ということで
作家としては同じ時代に活躍していないせいか、ちょっと意外な感じです。
この二人、生まれ育ち、学歴、容姿…などなど比較すると、おもしろいことがいっぱいありそう。
ま、考察は専門家にお任せしますが。

井上ひさしさんは、清張さんを主人公にした評伝劇なんか、お書きにならないかしら?
なんて、ふと思ってしまいました。
たぶん、ないでしょうね。
存命中に交流のあった作家さんの評伝は書かないような気がするから。
それでも、もし、そんなお芝居が実現するとしたら…
清張役は、相島一之さんがいいんじゃない? な~んて「勝手プロデューサー」は
またまた空想を膨らませてしまいました(笑)
だって、図録に載っている若い頃の清張さんと、先日芝居で見た相島さんが何となく似てるんですもの。
これは、あくまでも柴壱さんの勝手な空想です。念のため。


この日のランチは芦花公園駅近くのサンマルクで。
体にもお財布にもヘルシーなサラダランチです。
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蒸し鶏のサラダ↑と前菜↓
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そういえば、柴壱が撮る食べ物の写真って、お寿司もパスタも海老が多いわ。
もちろん、焼き立てパンは食べ放題です(*^_^*)

路面店形態のサンマルクに入ったのは、初めてでした。
店内には、小ぶりながらグランドピアノが鎮座してました。
夜は、どこのサンマルクでも生演奏が聴けるのかしら?
柴壱のお友だちも、地元のサンマルクで演奏してたことありましたけど。


4時までに船橋に戻らなければならなかったので、清張展を見て食事しただけでとんぼ返り。
もう少しお天気が良くて時間があれば、キスデジ君をもっていったのですが‥‥
芦花公園から千歳烏山にかけては、散歩道としてもおもしろそう。
そのうちに、またゆっくりと行ってみましょう、っと。
秋には、久世光彦展があるみたいなので。

それもそうだけど、小倉の松本清張記念館に、やっぱり行ってみたくなりました。


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コメント 6

ぐす

松本清張、なつかしいです。
海老が多いのもなぜか共感、です。

私たちの世代はそうですよね(笑)
by ぐす (2009-06-06 07:57) 

yukky

太宰と清張って同い年だったんですか!?
違う時代の人だとばっかり……
意外でしたよ~~\(゜O゜)/

by yukky (2009-06-06 21:59) 

michy-papa

松本清張は、私も好きな作家の一人です。
浪人時代、勉強の合い間に初期の頃の
作品を読みふけりました。
by michy-papa (2009-06-06 22:53) 

Cocona

世田谷文学館、サンマルクの道を通っていつも芦花公園に行ってるんですよ。今日までなんだ。。。いつも素通りの世田谷文学館、行ってみようかな

by Cocona (2009-06-07 10:09) 

柴犬陸

世田谷文学館は、数年前に「沢木耕太郎展」で初めて出かけました。
とても感じの良い空間だったことを覚えています。
それ以来、ずっとご無沙汰です。
清張展のことも知りませんでした。
今度ちゃんとチェックします。

小倉の清張記念館は、縁あって2回行っています。↓
http://riku-log.blog.so-net.ne.jp/2007-10-14
機会がありましたらぜひに。
by 柴犬陸 (2009-06-08 00:19) 

チヨロギ

ここ数年、松本清張作品の映像化がまた増えていますね。
彼が描く人間模様には、きっと現代に通じるものがあるのでしょう。
 > 若い頃の清張さんと、先日芝居で見た相島さんが何となく似てる
相島さん、たしかに似てるかも!
もし柴壱さんの空想が実現したら、ぜひそのお芝居を見てみたいですね(^.^)
by チヨロギ (2009-06-09 00:54) 

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