防災訓練@町内会 [いわゆる日記・雑感・ひとりごと]
晴れの特異日といわれる11/3、朝から空が青く澄んで、いつものようにビルと電線に邪魔されながらも
富士山がくっきりと見えました。
そして、この日は、町内会(もちろんソネブロ町内会ではなくリアルな町内会)の
防災訓練がありました。
訓練は朝8時の予報から始まり、9時には「緊急地震速報が入ったので直ちに火を消して避難せよ」
ってな内容の放送が入りました。(実はスピーカーの音が割れてよく聞こえないの)
そして、班の役員さんが一軒一軒訪ねて安否の確認。
その後、広場で訓練となりました。
緊急時にはエレベーターが使えないことを想定して、できる限り階段を使うように、
との事前の連絡があり、結構みんなマジメに階段で降りてましたわ。
前日から大寒波が襲来していて、皆さん一気に冬支度。
でも、日向は結構ポカポカで助かりました。
町内会として備えてある防災用品の虫干しと棚卸しを兼ねた(?)お披露目。
担架、懐中電灯、ヘルメット、車椅子、そして簡易トイレまで、結構いろんなものがあります。
食料も、多少は備蓄してあるようで、それは賞味期限が切れる前に参加賞として配られました。
防災の日頃の準備と心構えの説明。
(文字が読める程度に拡大するので、ぜひご覧ください)
特に、この伝言ダイヤルは、いざというときにすぐに使えるように、ケータイに登録しておくといい
とのことです。
AEDの使い方の訓練。
何人かの人が、実際に使ってみます。
子どもでも簡単に使えるらしいけど、たとえ訓練でも、こうして間近で見るだけで
いざという時に、少しは落ち着いて使えるかな。
室内の地震対策ということで、中越地震、中越沖地震を経験している新潟の業者さんが
家財の転倒防止グッズの紹介を。
紙でできたエコな転倒防止装置。いわゆる突っ張り棒ですが、面と面で支えることによって
効果が増すのだそうです。
紙製ということで、引越しや家具の買い替えで不要になった時に地球に優しいのがセールスポイント。
この日、時おり強い風が吹いて、そのたびにパタンと倒れてまして
「地震には強いけど風には弱い」って、業者さん苦笑いしてました。
一応、阪神淡路大震災レベルの地震でも耐えられる強度は検証済みとのこと。
ただね、うちのマンションは梁が出ていて、家具との隙間があまりないので、
こういうものが、あまり必要ないのですわ、実は。
こちらは、PCなどの転倒落下防止のためのジェル。
ハードウェアはもちろんのこと、中の大事なデータが破壊されては、被害がはかり知れない
ということで、台と本体をジェルで固定するのが有効なのだそうです。
このジェルは、100キロ以上の力に耐えられるということで、
取っ手のついたアクリル板とテーブルを固定しての強度実験でした。
家庭では、これから主流になる薄型テレビにぜひ使って欲しい、とのこと。
未だに、壊れたブラウン管テレビの我が家ですが、近いうちに…と思っているので
これは興味津々です。
あと、写真はありませんが、防災訓練といえば定番の消火器による消火訓練。
今は、訓練用の水消火器というのがあって、誰でも練習できるんですね。
長年生きてますが、実は初めて触ってみました。
簡単な操作で使えるものなのに、最初に抜くピンが意外に固かったり、
ホースが上手くはずせなかったり、どちらの手でホースを持つのがやりやすいのか、
とっさには、結構まごつくものですわ。
これは、また、機会があったらやってみたいです。
もちろん、本番ではなく、訓練でね。
そして、訓練の〆は、町内会の男の料理サークルによる豚汁の炊き出しで。
屋外で大人数分の豚汁を作るのも訓練なら、
それを使い捨て容器で青空の下で食べるのも訓練だよね、ということで
美味しくいただきました。苦手な長ネギが細かな薬味切りだったのでとても食べやすかったです^^
これも写真撮っておけばよかった。
防災というのは、過去の災害からいろんなことを学ぶのも大事なこと。
いろんな話の中で、興味深かったのは、関東大震災の話。
コンビニもなければ、今のような保存食も保存設備もなかった当時、
どこの家庭にでもあった鰹節が、栄養価が高くて非常食として特に役立ったとのこと。
なるほどねぇ…と思って、家に帰って3グラム入りのヤマキのフレッシュパックを
ちょっと崇めるような目で見たのでした(笑)
もちろん、大正時代にフレッシュパックはないでしょうけど。
今回の防災訓練を前に、各家庭の「現況届け」なるものの提出が求められました。
年齢、性別、職業、緊急連絡先…だけでなく、昼間在宅しているか、とか高齢者・障害者がいるか
といった、かなりプライバシーをさらけ出すことまで。
ちょっと抵抗があるのですが‥‥
いざという時に、迅速で効果的な救援活動をするために
どこに、どういう人が、何人で住んでいるのか、
そういったことを、日頃からある程度ディスクローズすることが重要になってくる、
ということだそうです。まあ、わからなくもない。
その集計によれば、住人は約720名。
その中で小学生が20名余り、70歳以上の高齢者は100名以上。
紛れもなく少子高齢化社会の縮図であります。
そして、ペットはワンコニャンコ合わせて約100頭だとか。
阪神淡路大震災あたりから最近の大災害まで、ペットを連れての避難生活のことが
何かと話題、というか問題になっていましたよね。
これからは、ペットも含めた災害対策を考えていかなければ、とのことでした。
我が家にはリアルペットはいませんが、マンションは原則ペットOKなので
こういう考え方は、ちょっとうれしいですね。
結論! 災害にはこれ↓が大事!!(ハートに見える?)
日頃から備える心と、隣近所と適度なコミュニケーションを通わす心
ってなオチでいかがでしょうか。
わかっていても、なかなか難しいことなんですけどね。
この日は防災訓練、ってことで、デカいカメラを持っていくのはどうよ、と思って
キヤノンのコンデジG7を持って出ました。(なので、トップの富士山以外の写真はすべてG7)
ブルテはメゲずにEOS 7D with標準レンズを。
ま、「大事なものを持ち出す訓練」とも考えれば、今一番の宝物を持って出るのもアリですけど(笑)
で、そんな時に限って、訓練の最中に何気なく空を見上げたらサギらしき白い鳥が。
G7のズームではこれが限界。(一応クリックで拡大します↑)
標準レンズのブルテ君も、悔しがる、悔しがる。
悔しいので鳥ミング…じゃなかったトリミングしちゃいました。
この間も、一度見かけたんですが、この日は、なんと3羽も。
何なんでしょう。旅の途中?と思ったけど
もしかして、谷津の干潟から遊びに来たのかしら?
隣接する谷津バラ園まで、車で10分足らずで行けちゃう距離ですから
谷津干潟のサギさんたちにとっても、どうってことないお出かけ先なのかな、うちのマンション。
日頃の心がけと訓練は大事ですね。
喉元過ぎれば・・・で非常時の持出し袋をどこかにしまい込んでしまいました(汗)
やっぱりカメラも持ち出しリストに加えよう(ボソッと)^^;;
by ぽて (2009-11-08 10:53)
私も先日市の防災訓練に参加してきました。
行くまでは「めんどくさいな〜」って思っていましたが、
行ってよかったです。
アメリカのハリケーンカトリーナによる災害時に、
「ペットを連れての避難はダメ」と言われて多くの
住民が避難拒否をしたらしいです。
私もミッチーを置いて逃げるなんてできません。
かといって避難所に犬はまずいですしね…
上手い方策を今から考えておく必要があるかな。
by Michy (2009-11-09 22:57)
♪皆さま
ご訪問、そしてnice! ありがとうございます~☆
by 柴壱 (2009-11-16 00:19)
♪ぽてちゃん♪
大災害が起きると、いろんなことを考えて準備するんだけど
ホント、喉元過ぎれば何とやら、で、気づくと懐中電灯の電池が切れてたり
非常用食料の賞味期限が過ぎてたり、でね。
大事な大事なカメラも、いざというときに持ち出せるようにしておかねば、ね。
by 柴壱 (2009-11-16 00:27)
♪Michyさま♪
たしかに、災害時のペットの問題は切実ですよね。
置いて逃げるのは、どうにも心が痛いし、といって、頑なに車上生活して
人間が体調を崩したりしたら、それもペット共々不幸だし。
マンションは、日常が、ある意味共同生活みたいなものなので
管理規約で飼育が認められている以上、ペットがいることを前提とした
災害対策が必要ですよね。
一戸建ての場合は、マンションのようにはいかないかも知れませんが
日頃から、飼い主さん同士のコミュニティみたいなものを作って
いざ、という時に、互いに助け合えるような関係ができたらいいですね。
by 柴壱 (2009-11-16 00:44)