やすらかに‥‥ [いわゆる日記・雑感・ひとりごと]
土曜日は、ピアノの発表会も無事終わり、楽しくてかなり「幸せ気分」でした。
日曜日は、朝イチにヨドバシからの電話で、キスデジ君の修理完了のお知らせ。
まあ、早いこと。
これなら、次の週末の山形・仙台行脚に十分間に合いますわ。
ちょっと嬉しい気分でPCの電源を入れると、mixiの「井上ひさしさん死去。」の文字に、
愕然‥‥
(少し前に、ある芸人さん死亡のガセネタを投稿してファンを騒がせた大馬鹿者がいたので
まさか、とは思ったけど、信じたくはなかった)
いつかはそういう日が来ることは、漠然とは考えていましたよ、人間ですから。
昨年末、肺ガンであることが公表され、75歳という年齢を考えれば、
間違いなくその日が近づいていることを思い知らされました。
もちろん、それが一年でも、一日でも先のことであれば、と祈っておりましたが。
私が10年以上関ってきた「遅筆堂文庫生活者大学校」が
昨秋、校長である井上さんの体調不良のために中止となりました。
1ヶ月ほど前、今年、そして今後の生活者大学校について
校長先生は、ずっと校長先生だけど、これからは校長先生にを頼るばかりでなく
もっともっと実行委員が主体になってやっていこう
と、話し合ってきたばかり。
最後にお目にかかったのは、いつだろうか‥‥
私のような者にも気さくに声をかけてくださる方でしたから、
ゆっくりお話できる機会があったら、伺ってみたいネタがいろいろありました。
日本語のギモンとかこだわりとか。
芝居や小説を書くために、徹底的に資料を調べる(その結果締切に間に合わない)
というのは有名な話ですが、スポーツや音楽にも造詣が深く、
以前、芝居に使うためにショパンのCDを何日もかけて聴きまくっているらしい、
という話も耳にしたことがあります。
いつの日か、ワタクシが弾くショパンを聴いていただける日が来るだろうか
などと、夢のようなことを考えたこともありましたが、それも叶わぬこととなりました。
テレビなどで生前の偉業を称えるVTRが流れ、それを見るにつけ
作文教室で原稿用紙に赤ペンを入れていただいたこと、
直接いろんな話を聞けたことは、宝物のようなことなんだ
と改めて思います。
2008年7月20日 第21回遅筆堂文庫生活者大学校(山形県川西町)にて
病気のことが判ってからは、ますます「書かなければ」という気持ちになられたことでしょう。
温めていた構想もいろいろあったようで、ずいぶん前に
『父と暮せば』の続編を考えています。タイトルは『母と暮せば』
と講演会で熱く、しかもユーモアたっぷりに話してくださったのが、特に印象的です。
ご本人が一番無念でしょうね‥‥
「冥福」とか「合掌」というのは、どなたに対して使ってもよい言葉なのでしょうか。
(そんなことも、気軽に雑談できるなら、お訊きしてみたいネタのひとつでした)
井上さんは、クリスチャンと伺ったような気がしますので、あえて
これからは締切や舞台初日に追われることなく、どうぞ、やすらかに‥‥
このニュースを聞いたとき真っ先に頭に浮かんだのが
柴壱さんのことでした。
ショックを受けてらっしゃるのでは…と。
また一人、大切な日本人を失ってしまいましたね。
残念です。
by Michy (2010-04-13 01:36)
何時も訪問 有難う御座いました。
先日来・不調だったPCの改修作業が完了、
本格的に復帰できそうです・・・
やっと・訪問する事が出来そうなので、
お付き合いの程・宜しくお願いします。
寒暖の差が激しい時期、体調管理にお気を付けください。
by okin-02 (2010-04-15 16:21)