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きのうららぽーとで(BlogPet)+船橋と六本木と紙屋町 [カンパネラとコラボ]

きのうららぽーとで、世間集中しなかったよ。

*このエントリは、ブログペットの「カンパネラ」が書きました。


きのう柴壱は、船橋でお芝居に集中できたよ。(*ここからは柴壱が書きます。)

4/26は船橋演劇鑑賞会の例会(芝居を観る)の日でした。
演鑑の例会としては、久しぶりに眠くならずに集中して観られました(笑)

どうせ演鑑だし、すでに5回も観ている作品なので「zzz…」になるのは覚悟していたんですけど。
芝居は、こまつ座「紙屋町さくらホテル」(井上ひさし・作)です。
(なぜ、「どうせ演鑑だし」なのかは、のちほど)
  


前にも書きましたけど、演鑑は、会員が一定の会費を出し合って芝居を呼んできて上演する組織。
なので、会員はお客さんでもあり主催者でもあるわけです。
年6例会(今年は7回)のうち、1回は担当として、もぎりや会場係等に携わることになります。
柴壱は、その年に1度の担当でした。

開演の1時間前に集合して簡単な打ち合わせの後、各持ち場に付くのですが、
その前にこまつ座の制作さんからご挨拶を兼ねたお話がありました。
 この芝居は、10年前新国立劇場のこけら落とし公演に書かれたものです。
 日本で初めての新劇を上演するための国立劇場だから、新劇をテーマにした話を
 といって書かれた芝居です。 素人が集まって芝居を作り上げていく話です。
 プロの役者さんたちが、初めて芝居をする人の役になって、下手な演技をするところも見所です。
とのことでした。 

終戦3ヶ月前の広島・紙屋町で、名優丸山定夫と元宝塚スター園井恵子(どちらも実在の人物)の
指導の下に素人役者(これが薬の行商を装った海軍大将だったり、特高刑事だったり、大学教授だったり)
が集まって「無法松の一生」を演じようという話です。
素人が演じるのですから、難題大あり、ということで、その都度大いに笑わせてくれます。

この「紙屋町さくらホテル」には、井上芝居の3本柱ともいえる
 戦争反対、原爆絶対反対
 新劇賛歌
 日本語の面白さ、言葉遊び

の要素が、盛りだくさんに織り込まれています。(特に柴壱は「言葉遊び」の要素が好きなのですが)

まるで「追っかけ」のように、あちこちの「井上ひさし講演会」を聴きに行っている柴壱ですが、
「このセリフは、あの講演会でのあの話に繋がっているんだ」
というのを、随所で再確認しながら、「zzz…」のヒマなく、「ギャハハ」と笑い、「ホロリ」と感じた
3時間15分の芝居でした。


ところで、なぜ「どうせ演鑑だし」で「zzz…」なのかと言いますと、
演鑑の芝居は、各地の○○市民会館とか○○文化ホールといた1000人規模の多目的ホールで
行われます。
席によっては、舞台がとても見づらかったり、声が聞こえにくかったり、ということが多くて、
なかなか芝居に集中できないこともしばしばなのです。
が、この日は、必ずしも良い席でなかったにも関わらず、舞台の迫力に不思議なほどに
引き込まれてしまいました。
(音響の良し悪しは、役者さんの力量はもちろん、音響スタッフのウデにもよるそうですが)

この日4/26は、1/8の山形公演からスタートした4ヶ月に渡る地方巡演のラストステージでした。
このあと、六本木の俳優座劇場に場所を移して約1週間の公演です。
俳優座劇場は、300人規模の演劇専用ホールです。
どうせなら、そんな小さなホールで、舞台をより近くに感じながら観たいじゃないですか。
次で、この芝居7回目になりますけど(笑)
で、前の記事にも書いたとおり、来週もう一度六本木に行ってくる、というわけです。


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チヨロギ

「演鑑」がそのようなものだとは知りませんでした^^;
うちのほうでも以前、演劇鑑賞会による「紙屋町」のポスターを見かけて、入会にちらっと興味を持ったのですが、日程を合わせるのがむずかしいのであきらめたんです。
たしかに1000人規模のホールでは、いろいろと厳しいこともあるでしょうねー。ふむふむ。
ところで、やはり「紙屋町」はおもしろそうですね!
今日レビューを拝読して、ますます期待が高まってきました^^
では明日、楽しんできまーす♪
by チヨロギ (2007-04-29 22:30) 

私も、「演鑑」だし、という意味、分りませんでした。なるほど~。
それにしても、次回は七回目ですかぁ、凄いです! (^_-)-☆
この「紙屋町さくらホテル」、かなり面白そうですね☆
私も、言葉遊び的なものは好きなので、興味があります。(^-^)
by (2007-05-02 02:36) 

柴壱

♪mix80さま♪
nice! ありがとうございます~☆
by 柴壱 (2007-05-03 01:43) 

柴壱

♪チヨロギさま♪
nice! ありがとうございます~☆
演鑑って、地方では盛んだけど、首都圏では存在薄いですね…たしかに。
東京まで出かけるのが困難なお年寄りや、職場が地元にある人たちが
主な会員ですから。それなのに、何故か船橋だけは盛んで、会員が右肩上がりに
増えてるんですよぉ。
「紙屋町」ネタバレにならない程度にサラッと書きましたけど、
六本木はいかがでした? 俳優座劇場の空間も、ちょっと楽しみなのです。
by 柴壱 (2007-05-03 01:53) 

柴壱

♪きす様♪
nice! ありがとうございます~☆
by 柴壱 (2007-05-03 01:53) 

柴壱

♪saraさま♪
nice! ありがとうございます~☆
「どうせ演鑑だし」なんて、考えたら、役者さんや裏方さんに対しては
失礼な話ですよね。ただ、どうしても自分で苦労してチケットを買わない分
気合が入らないこともあるのです…^^;
「紙屋町」は地味な作品ですけど、回を重ねて観ているうちに、その奥深さを
感じてきました。
by 柴壱 (2007-05-03 02:01) 

チヨロギ

またまたお邪魔します。
こちらの記事をリンクさせていただきました。
TBをお送りしましたので、どうぞよろしく!
by チヨロギ (2007-05-03 02:58) 

柴犬陸

『紙屋町。。』昨年の夏に初めて観ました。
柴壱さんが6回観劇しているのが、納得できる内容でした。
何度観ても新しい発見があるのでしょうね。
私もその昔、『イージーライダー』を5回以上観たのは、そうした発見があってのことでしたから。
ラストがとても印象的で、今も忘れられません。
by 柴犬陸 (2007-05-03 10:28) 

Cocona

何度も観る舞台や映画、めったに出会いません。
それと出会っている柴壱さん、うらやましいです
by Cocona (2007-05-03 21:35) 

柴壱

♪チヨロギさま♪
今さらですが…リンク&トラバありがとうございました~☆
by 柴壱 (2007-05-07 16:55) 

柴壱

♪柴犬陸さま♪
nice! ありがとうございます~☆
「紙屋町」は、気づいたら7回も観ることになっていました(笑)
でも、キャストの一部が変わっていたり、小屋がちがったり、で
すべて違うパターンなのですよ。毎回、新しい発見を期待しているうちに
7回を数えてました。
今回は、同じメンバーで4ヶ月も旅公演をまわっていただけあって、
意気も合って充実した舞台になっていました。
by 柴壱 (2007-05-07 17:10) 

柴壱

♪Coconaさま♪
nice! ありがとうございます~☆
垂れ流されるTVドラマやアニメの再放送でも、5回以上見るものは、
なかなかないですね(笑)
同じものを何度も見ることに、それほど抵抗はないので、いつの間にか
7回目になってました。
by 柴壱 (2007-05-07 17:17) 

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